血流観察イベントの待ち時間が3分の2に短縮!血流スコープ導入でお客様の不満軽減に
健康寿命延伸やヘルスケアICT関連研究も推進しているクラシエホールディングス株式会社 経営企画室企画部R&D戦略推進チームの稲益様に血流スコープを導入いただいた感想をお伺いしました。血流観察体験のイベントなど販促用として血流スコープを導入されています。

所在地:東京都港区
URL:http://www.kracie.co.jp/
・約350万画素フルHD解像度で高画質
・89gのペン型で持ち運びができる

- 製品を知ったきっかけについて教えてください
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幕張メッセで行われた化粧品開発展に新しい評価技術や素材の調査で訪れていました。そこで血流観察製品を展示していたスリーアールソリューションのブースに興味を持ち立ち寄ってみると、面白い商品があったのでお話を聞かせていただいたのがきっかけです。
- なぜ3R製品をお選びいただきましたか?
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ハンディタイプで手軽に持ち出して、血流を観察することができるという点が面白いと思いました。あとは倍率を変更できるという点と、ピントを自動で合わせることができる点に惹かれました。
- どのような用途で製品を使用していますか?
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大学からの声掛けや、イベントの場を持っている企業に協力するという形で、一般の方に向けた血流観察のデモンストレーションを行うことがあり、その際に血流スコープを使用しています。
- 導入前に感じていた悩みや問題点はありましたか?
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今までイベント時には他社製の血流観察機器を使用していたのですが、血流観察は人気がありかなり混雑したので行列の整理を含め大変でした。
他社製の血流観察機器は研究用には優れていますが、ピントが安定しづらいことや、倍率が変更できないなど、かなり訓練をしないとピントを合わせることが難しく、イベント時など大勢の血流観察を行う際は難点があると感じていました。 - 導入後、問題は解決しましたか?
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血流観察のデモンストレーションを行ったり、販促をする点でスリーアールソリューションの血流スコープはかなり使い勝手が良かったです。
オートフォーカス機能があるので、ピントが自動で合わせやすいなど、そういった点で楽に観察できたと思います。 今後は場所を選ばず狭いスペースでもこれなら観察できるという期待があります。
イベントでのデモンストレーションの要請が多く、現在は混雑緩和のために両方併用していますが比較的簡単に使用できる3Rの血流スコープの使用頻度を増やして行く方向で考えています。
操作に関しては指への当て方など最初はコツがいるかなと思いましたが、慣れるとハードルは高くないです。 - 製品を導入したことによって業績にどのような変化がありましたか?
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イベントで血流観察を行う際、混雑時の待ち時間が3分の2に短縮され、お客様の不満の軽減につながったと感じています。 社内でも評判は良いですね。6人くらいで使用していますが、ハンディで使いやすく、画像も綺麗、ピントを手軽に合わせることができる点で好評です。
- 弊社の製品を使用したイベントについて教えてください。
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ショッピングモールにて半年に1回行われている健康計測会というイベントでした。年齢層は比較的高めの方、子ども連れの方が多い印象です。 平日でしたが1日で100名以上の方にブースへお越しいただき血流観察を行いました。
- イベントに参加されたお客様にはどうのようにお声をかけらましたか。
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商品の効能のアピールに使用した訳ではなく、血流観察を通して漢方薬に興味を持っていただく目的で 血流スコープを使ったデモンストレーションを行いました。ですので、「血流や毛細血管はこうなっていますよ」と、事実だけを伝えました。
例えば、「綺麗なヘアピン状の血管なんですけどちょっと流れが悪くなってますね」や、「毛細血管がねじれてますね」など そういった事実を伝えながら、「食事や運動に気を付けてくださいね」というようなお声がけをしました。
- 血流観察を受けられたお客様の声はいかがでしたか?
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血管を見ること自体が初めての人が多い印象ですね。「毛細血管ってこんな風に見えるんだ」という驚きや嬉しさを感じられています。
期待しているようなまっすぐな血管ではなく、ねじれているとか、詰まっている映像を見ることで自分の生活習慣を振り返るきっかけになるのかなと思います。
後は結構テレビで取り上げられていたゴースト血管のことを知っている方もいたので、単純にテレビで見たことがあるものを実際に見ることができたという喜びもあると感じました。
- 今後の課題や目標はありますか?
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植物素材研究を軸に健康寿命延伸を実現するため、共同研究講座を弘前大学に設置しており今2年目を迎えています。
冷えやフレイルの予防・改善に対して血管画像計測を起点に可視化することで、改善効果を見せていけるよう取り組んでいきたいと思っています。 今は血流が見えるという状態までですが、血流が変化する仕組みなどを科学的に、様々なデータと組み合わせて一つの健康指標といった形にしたいと思っています。
現在、グループ会社の方でスリーアールソリューションの血流スコープを使って研究用途に使えないかという検証をしています。ですので、今後研究開発用途としての使用も進んでいくと思います。